一流の接客から学んだコミュケーションの基礎基本!
どうも。
篠原です。
街を歩けばリクルートスーツを見かける機会も増え、就職活動本番ですね。
そして、近所の目黒川もお花見シーズンが近づいてきました。
満開予想は3月29日だそうです。今から楽しみですね。
ちなみにボクは今年も相変わらず宅飲みならぬ、宅鍋をコンスタントにやっています(笑)
そろそろお鍋も終わりの時期かなあと思っているのですが、実は地味にお寿司が好きでして。
大学時代もお寿司屋さんでバイトをして、大将・女将さんには頭が上がらないぐらい良くして頂きました。もうお店はたたんでしまい残念に思っていたのですが、この間バッタリ再会したときには、驚いたと同時に懐かしい気持ちになりました。
事業立ち上げ当初は、「食事選びの基準=金額」で、三食白飯が当たり前だったボクですが、
おかげさまで最近ではお財布を気にせず出かけられるようになりました。
そして、先日知人に連れていってもらったお寿司屋さんがとても美味しかったので
ご紹介させていただきます。
ビルの5階へ上がると、落ち着いた雰囲気のカウンター席に通していただきました。
会社の接待や、ご夫婦で来店されている方もいて様々なシーンで使われている印象でした。
乾杯を済ませると、まずは鮪の握りからスタートしました。
絶妙なタイミングで大将が握ってくださり、こちらの会話を妨げることなく、さりげなく
料理やお酒を紹介してくれました。
美味しいのはもちろん、「さすがの接客」の一言でした。
コース料理はぽんぽんと早めに出されると急かされている気持ちになりますし、
あまりにゆっくりだと退屈してしまい、本当に空気を読む力が試されるなと感じるのですが、大将がベストなタイミングで素晴らしいネタを沢山出してくれました。
全部で20品以上頂いたと思うのですが、
お寿司だけでなく、いくらの小丼やクリームチーズの西京焼きなど、アテも美味しくてお酒が進む進む(笑)
そんなわけで、素敵な料理とお酒に舌鼓を打ち、会話も弾みすぎて途中から写真を撮るのを忘れてしまったボクですが、本当にこの上なく幸せで充実した時間を過ごせました。
少しお腹がふくれてきたなと感じると
「しゃりを小さくしましょうか」と声をかけてもらったり、
「このネタに合う日本酒は○○ですよ」などと
利き酒の資格をもっている大将おすすめの日本酒を頂いたり、終始至れり尽くせりでした。
大将をはじめスタッフの方々のコミュニケーションのとり方が絶妙で、
細かな配慮や気遣いの連続に感動しました。
ボクもBAR経営を始めて思ったのは、沢山お店がある中で自分のお店に足を運んで頂けることに感謝ですし、お店で過ごした時間がその人にとっての思い出になったら嬉しいなと思います。
料理だけでなく、相手が何を求めているのか?を考えて行動すると、お客さまの喜ぶ姿が見れて沢山の感謝が返ってきます。
経営の師匠からいつも教えてもらうことは
「商売は自分がしたいことではなく、相手が求めているものを価値をつけて届ける」
ということです。
例えば、高級車で有名なメルセデス・ベンツはみなさんご存知だと思います。
しかし、2011年の高級自動車メーカーの顧客満足度でベンツは下位だったそうです。
そこで、ベンツの社員たちは「お客さまが本当は何を求めているのか」に真摯に向き合い追求した結果、車自体よりもベンツに乗っている「体験」を求めていることに気付きサービスや接客方法を根本から変えて、2017年には顧客満足度を1位にしたそうです。
想いを行動に移すことは誰にでもできますし、日常生活でも実践できることばかりです。
相手の表情、仕草、声のトーンなど言葉以外から伝わる感情を汲み取ることや、
常に自分が笑顔でいることでまわりに良い影響を与えられるんだと教わりました。
あなたの周りで元気を与えてくれる人はどんな人ですか?
理屈抜きで一緒にいたいと思う人はどんな人でしょうか?
そうやって、誰かの記憶に残るような自分になることはとても価値のあることですよね。
今あるご縁も、これからの出会いも大切にして「また会いたくなる自分」「また行きたくなるお店」をつくっていきます。
ではまた。
篠原継之助
お店:すし巽@六本木