新年間近!"お歳とり"知っていますか?
こんにちは。
篠原継之助です。
2022年も残りわずかです。
今年1年もありがたいことに、経営している
セレクトショップやイベントスペースが
オープン初月から黒字続きと絶好調です!
プライベートでは家族と過ごす時間も確保でき、どちらも充実した1年になりました。
2023年は今年以上に躍動する年にします!
みなさんは大晦日をどのように過ごされますか?
大晦日から新年にかけての食事といえば、年越し蕎麦を食べる方、
新年を迎えると、おせちや雑煮を食べる方もいるかと思います。
さて、今回のテーマでもある、【お歳とり】とはなにかご存知でしょうか?
正月に"おせち"を食べる理由
まず、正月に「おせち」を食べるようになったのはなぜでしょうか。
それは、年神様が家に訪れ、年の幸福をもたらしたとされています。
そのため、年神様にお供えする料理として作られた膳が「おせち」です。
人々が年神様へ五穀豊穣、子孫繁栄、家内安全等を願い、
山や海の幸をお重に詰める風習が残っているのです。
また、こんな言い伝えがあるそうです。
かまど(今で言うコンロ)には荒神様という守り神がいて、正月に火を使うと荒神様を怒らせてしまうそうです。煮炊きをすると"灰汁(あく)"がでるため、"悪"がでると縁起が悪いとされています。
正月は荒神様に休んでいただくことになったそうです。
毎日ご飯を作っていただいている方に感謝をこめて、
正月はゆっくりしていただこうという意味もあるそうです。
このような、してもらっていることへの感謝の気持ちは大事ですね。
今では正月におせちを食べることが一般的になっています。
お歳とりとは?
出典:農林水産省Webサイト
(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/toshi_torizen_miyazaki.html)
実は【お歳とり】とは、"おせち"とほとんど変わりありません。
農林水産省の「うちの郷土料理」より、
古い正月の迎え方であり、旧暦を使用していた頃まで遡る。
旧暦では日没後に一日がはじまるとされていたので、
大晦日の夕方から元旦として新しい年をお祝いした。
当時は生まれ年を1歳とする数え年で年齢を表したので、
正月を迎えることで、歳を一つ増やしていた。
家族揃って一つ歳をとることを喜び、歳神様、新年を迎える正月料理として特別なもの。
とされています。
お歳とりの膳では、"歳取り魚"とよばれる魚を食べることが多いことも特徴です。
沿岸部ではめでたいことからタイを用意することが多かったようです。
現代のように車や飛行機、電車などの交通手段もなく、
海のない山間の地では傷みやすい魚は珍しいため、
塩イワシが食べられていたようです。
現在では、長野県など一部の地域に残っている風習です。
新しい年を祝う風習が地域によって異なることがあることを知ると興味深いです。
旅行先でその地域の違う風習に触れることも楽しみの一つです。
2023年も仕事もプライベートも更に充実した一年にします!
ではまた来年、良いお年をお過ごしください。
篠原継之助